失策 false step 2004 7 8
ジェンキンス氏の問題が、よく報道されていますが、
この問題は、日本政府の失策が、解決を困難にしてしまったのです。
ジェンキンス氏は、脱走兵です。
軍の規律を守ることは、非常に重要なことであり、
どんなに最強の軍隊でも、規律が乱れれば負けるのです。
しかし、日米関係が、良好な状況にある現在では、
アメリカ政府が、秘密裏に、特別な配慮をする可能性はありました。
しかし、この問題を、日本政府が騒ぎ、日本のマスコミが騒いだので、
アメリカのメディアが、気づいてしまったのです。
これでは、アメリカ政府が、秘密裏に、特別な配慮をすることは、困難です。
だから、日本政府も困っているでしょうが、
それ以上に、アメリカ政府も困っているのです。
この問題は、極秘に処理すべきだったのです。
メディアに気づかれては、おしまいです。
学校の試験で、合格点に、あと2点足りなかった。
そういう場合は、気の毒でしょう。
しかも、この学生は、先生の言うことを、よく聞き、よく守っている。
こういう場合は、先生が、2点オマケをすることは、時々、あるでしょう。
しかし、その学生が、
「先生から、特別な配慮で、2点もらい、合格になる予定である。」と、
みんなに自慢すれば、
これは、先生は、大変、困った立場になってしまうのです。